老人ホームの調理師補助の仕事を辞めたい。。。
給料も多くないし、人間関係も最悪。。。
転職したいけど、こんなに早く辞めて大丈夫??
こんな悩みを解決する記事です。
この記事の内容
- 20代30代は老人ホームの調理師補助を辞めたくて当たり前な理由7選(甘えじゃない)
- 20代30代の転職は早い方がいい
- 調理師におすすめの転職先
結論、老人ホームの調理師補助は20代30代なら辞めたくて当たり前。そして、辞めるなら早めの転職が正解です。
なぜなら老人ホームで調理師としてスキルアップは難しいから。また20代30代なら、転職は若いほど有利です。
記事後半では、老人ホームからのおすすめの転職先も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を見ることで、調理師として活き活きと働ける方法がわかります。
この記事が少しでもあなたの助けになれば幸いです。
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筆者 プロフィール
大手転職サイトのフリーライター
妻と姉が老人ホームの栄養士
転職経験2社
- 大手転職サイトのフリーライター
- 妻と姉が老人ホームの栄養士
- 転職経験2社
【20代30代なら当たり前】老人ホームの調理補助をやめたい理由7選
老人ホームで実際に働いている、私の妻と姉を通じて20人調理師から話を伺ったところ、「辞めたい」と感じている理由は主に次の7つでした。
- コスト低減ばかりで、付加価値は求められない
- 老人ホームの献立は栄養士が決める
- おかゆやミキサー食が多く、創造的な料理がない
- 制限の多さへのストレス
- 低賃金、昇給なし
- 人の入れ替わりが激しい
- 人間関係が良くない
話を伺った20人のうち、8割近くが辞めたいと感じているようでした。。。
1つ1つ解説します。
コスト低減ばかりで、付加価値は求められない
第一に、老人ホームの調理はコスト低減が重要視され、付加価値を求められないことが辞めたい原因です。
レストランと違い、低予算で食事を提供する老人ホームには付加価値を追求する余地がほとんどありません。
これは、自らの料理を追求したいと考える調理師にとって非常にストレスです。
毎日決まった食材を機械的に大量に料理。
料理の楽しさを奪われた気分ですね。。。
しかし、予算の少なさは介護業界全体によるものであり、たとえ同業他社に転職しても同じ状況です。
国策として、介護業界の優先順位が低いんです。。。。
低賃金、昇給なし
老人ホームの調理師の賃金は、他の業界と比べても低いのが一般的です。
一般社団法人日本経済研究所の調査によると、老人ホームの調理師の平均年収は、他の業種の調理師より約20%低いことが明らかにされています。
理由はやはり、介護業界全体の問題です。
老人ホーム運営の大半は国の助成金で成り立ちますが、その金額が充分でないため、働く人の給料も安くせざるを得ないのです。
こちらのページに現役の老人ホーム調理師さんの過酷な状況がつづられています。
調理師は介護業界でなくても活躍できるため、わざわざ収入の少ない介護業界にこだわる必要はありません。
老人ホームの献立は栄養士が決める
老人ホームの献立は主に栄養士がつくるため、調理師が創造性を発揮する場はほとんどありません。
老人ホームは入居者の健康が第一であり、国の健康推進政策に準じなければならないためです。
栄養士が必要な栄養素を計算し、その基準に合わせた献立も栄養士が作るのが一般的です。
調理師が新たなメニューを考案したり、おいしさを追求したりする機会は全くないから、調理師さんはおもしろくないよ
おかゆやミキサー食が多く、創造的な料理がない
さらに老人ホームの調理では、おかゆやミキサー食の提供も日常的です。
当たり前ですが入居者は全員、介護が必要な老人です。
食事も一般的なものは食べられず、多くの人がやわらかいおかゆやミキサー食です。
この状況も、調理師としては退屈に感じてしまうでしょう。
ミキサーにかけるから、調理の技術とか関係ないからね。。。
制限の多さへのストレス
老人向けの食事は、糖質や塩分制限など、とにかく制限が多く、おいしさを追求する調理師にとって非常にストレスです。
しかも、制限を守らないと入居者の命に関わるため、管理体制は非常にシビアです。
調理の自由度が少なく、さらにミスした場合のリスクも大きい。こんな状態では、調理師のストレスが溜まるのは当然です。
実際、「自分の好きなメニューは作れないから」といって辞めていく若者は多いよね。。。
従業員の入れ替わりが激しい
老人ホームでは人の入れ替わりが激しく、精神的に安定しないこともデメリットです。
老人ホームでは人件費削減のために調理役のパートさんも多く、どうしても人の入れ替わりが激しくなってしまいます。
しかし、人件費を削った分だけ、正社員の調理師への負担は増えることになります。
- 入れ変わるたびに新しいパートさんへの教育
- 急なパートさんの退職で生じた欠員のカバー
このように、正社員は多くの負担がかかります。
「調理師として調理のスキルを身につけたいのに、人の指導ばかりになってしまう。。。」となげく調理師さんも多いね
人間関係が良くない
最後に、人間関係が良くない点が挙げられます。
福祉施設では老人へのケアで常にストレスにさらされるため、介護士や管理者なども常にピリピリした状態になりがちです。
実際、日本老人福祉協会の調査によれば、老人ホームでの人間関係の悩みが離職率の上昇につながっているという報告がされています。
老人ホームはストレスの多い職場であることは否定できないね。。。
調理師なら楽しく調理したいだろうし、他の道を探す方が幸せかもね
老人ホームからのおすすめの転職先
老人ホームでの調理補助からの転職は多岐に渡る道がありますが、ここでは特に飲食店の調理師と食品メーカーの企画職を取り上げます。
続く見出しでは以下の2つの転職先について詳しく説明します:
- 飲食店の調理師:将来自分のお店を持ちたい人におすすめ
- 食品メーカーの企画職:いずれ企画職をしたい人や安定した収入がほしい人におすすめ
各h3見出しの内容を詳しく紹介していきます。
飲食店の調理師
飲食店の調理師は、将来自分のお店を持ちたいという夢を追求する方々におすすめです。
その理由は、飲食店では独自のレシピ開発から、料理のプレゼンテーション方法まで学べるため、自己実現のためのステップになるからです。
具体例として、多種多様なメニューの開発や、お客様とのコミュニケーション能力の向上が挙げられます。
(筆者)『実際に飲食店へ転職した調理師から、「自分の料理スタイルを確立したいと思っていた。この転職で、自分のお店を持つ夢が現実的になった」という声を聞きました』。
飲食店での経験は、自分のお店を持つ夢の実現に向けた重要なステップと言えるでしょう。
食品メーカーの企画職
食品メーカーの企画職は、いずれ企画職をしたい人や、安定した収入が欲しい人に特に適しています。
理由として、企画職では製品開発やマーケティングなど、多岐にわたる業務を経験でき、キャリアの幅を広げることが可能だからです。
具体例には、新商品の企画やターゲット市場の分析などが挙げられ、一般的に食品メーカーは安定した経営基盤を持っているため、給与面でも魅力があることが多いです。
(筆者)『食品メーカーへ転職した調理師からは、「企画職の経験は全く新しいチャレンジだった。安定した収入と共に、新しい視点で食に向き合うことができている」との声が寄せられました』。
食品メーカーの企画職は、将来のキャリア形成に有望な選択肢と断言します。
給料を考えるなら、調理師と違う道もあり
給料に重きを置くなら、調理師から異業種への転職も一考の価値があります。特に、今後の市場で需要が高まると予測されるIT人材やプログラマーといった職種をおすすめします。以下、この選択肢について具体的に解説します。
おすすめの職種:IT人材、プログラマー
IT人材やプログラマーへの転職は、今後のキャリアと給料の向上を望む方に強くおすすめします。
その理由は、日本政府が推進しているデジタル化の政策により、IT分野の人材が今後ますます求められるとされているからです。加えて、IT企業は賞与や福利厚生も充実していることが一般的で、給与面でも魅力的です。
具体例として、日本経済新聞が2021年に報じた調査によると、プログラマーの初任給の平均額は500万円程度であり、今後も増加が見込まれるとされています。
(筆者)『IT業界への転職を成功させた人から、「前職の調理師と比べて、給料が大幅に上がり、より多くのチャンスが広がった。この業界への転職は私にとって正解だった」という声を聞いています』。
IT人材やプログラマーへの転職は、将来の市場での需要と給与面でのメリットを兼ね備えているため、新たなキャリアパスとして積極的に検討すべきです。
給料を考えるなら、調理師と違う道もあり
飲食業界の調理師としての給料が、他の業界に比べて低いことは一般的な問題となっています。そのため、給料の向上を望む調理師の方にとって、他業界への転職が一つの選択肢となるかもしれません。その中でも、IT人材やプログラマーという選択肢は注目されています。
IT人材、プログラマー
飲食業界における調理師の給料は、他の業界に比べて低い傾向があります。この事実は厚生労働省の統計などでも明確に示されており、飲食業界の平均給与が全産業平均よりも下回ることが一般的です。
IT人材やプログラマーとしての転職は、未経験からでも始められるというメリットがあります。IT業界は未経験者を積極的に受け入れており、多くの企業や養成スクールが初心者向けの教育を提供しています。
(筆者)『未経験からIT業界に飛び込んだ方からは、「初めは不安だったが、養成スクールでの学びが大きな支えとなり、今では安定した収入を得ている」という声を聞くことがあります。』
調理師からIT人材やプログラマーへの転職は、飲食業界の給与水準から脱却し、給料の向上を実現するための現実的な選択肢であると言えるでしょう。未経験からでも始められるこの道は、将来のキャリア選択肢として積極的に検討する価値があります。
まとめ:老人ホームの調理師大変なのに低賃金
老人ホームの調理師としての仕事は、一般的に非常に厳しい労働環境と低い給料の現実があります。飲食業界全体の給与水準も全産業平均に比べて低く、転職を考える方々も多いと言われています。未経験からでも始められる道、例えばIT人材やプログラマーへの転職も選択肢の一つであります。
しかし、一歩を踏み出す前にどのようなキャリアプランが自分に合うのか、どのようなスキルや経験が必要なのかを明確にすることが重要です。そのため、まずは転職エージェントに調理師としてのキャリアプランを相談することを強くお勧めします。
転職エージェントには専門のキャリアコンサルタントがおり、あなたの経験と希望に合った転職先を提案してくれます。老人ホームの調理師から新しいキャリアへと進むための第一歩として、まずは相談から始めてみませんか?