第二新卒で大手は無理?27歳で大手に転職できたコツを伝授

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過去の私

今の仕事が辛すぎるから、第二新卒で転職したい。。。

でも第二新卒だと大手は無理って言われるから、3年はどんなに辛くても耐えた方がいいの?

安定とか考えると転職先は大手が良いんだけど、なんとか第二新卒でも大手に転職する方法はないの?

こんなお悩みを解決する記事です。

この記事でわかること

  • 第二新卒でも戦略次第で大手に入れる【データあり】
  • 第二新卒で大手に入る戦略【経験者が解説】
  • 第二新卒転職で失敗する人の特徴

結論からいうと、第二新卒でも大手に転職は可能です。

なぜならこの記事の作者である、僕自身が第二新卒で大手に転職できたからです。

ぼりお

私が転職した会社は

・年商3兆円
・従業員数3万人
・日本時価総額ランキングTOP100以内

なので、大手の条件は満たしているかなと。

ちなみに転職前の私のスペックはこんなかんじで、特別なスキルもありませんでした。

転職前のぼりおプロフィール

  • 理系修士卒
  • 車部品メーカー営業職
  • 仕事で欝になりかけ転職活動開始
ぼりお
むしろ仕事出来なさすぎて逃げ出した根性なしです

本記事では、特別なスキルもない僕が、大手企業に転職できた戦略を紹介します。

この記事のノウハウを使えば、あなたも大手の内定をゲットし、理想的な働き方を実現できるでしょう。ぜひ最後まで読んでみてください。

タップできるもくじ

「第二新卒は新卒の穴埋め」は過去の話

第二新卒で大手が無理と言われている理由の1つに、

『第二新卒は新卒の穴埋め。大手は新卒が殺到するので第二新卒は入れない』

というものがありますが、これは完全に過去の話です。

現在ではビジネスの状況が変わってきているので、5年前とは採用方針を大きく変えている会社が大半です。

2022年のビジネス状況

  • 少子化に伴う新卒の売り手市場
  • ITの発達による異業種の融合
    例:自動車の電気化、ITと農業の融合など
  • サービスニーズの多様化
    例:TV(特定の番組のみ)→You Tube(ユーザーが好きなものを選べる)
がじまる
特に大手企業は既存ビジネスから離れた、新しい知見を持った社員を積極採用しています。

こんな状況なので、第二新卒は

他会社の知見がありながら、(どっぷり使っていたわけでは無いため)自社ビジネスを吸収する柔軟性がある』

というように考えられ、新卒社員とも中途社員とも違った考え方ができる人材として注目されています。

多様化する社会のニーズを捉えるために、第二新卒という新しい生き方する人材も企業は欲しい

第二新卒で大手が無理じゃない理由【データが証明】

あなたは運良く大手に転職出来たってだけでは?
全体的に見てどうなの?

こんな疑問もあると思いますので、大手が無理じゃない他の4つの理由もご紹介します。

第二新卒で大手が無理じゃない4つの理由

  1. 7割もの企業が第二新卒を受け入れているから
  2. 第二新卒は企業にとってもオイシイ存在だから
  3. 第二新卒での転職満足度は高いというデータがでてるから
  4. 最大4回も同じ企業を受けられるから

厚生労働省やマイナビが実際に調査したデータをもとに、解説していきますね。

理由①企業の7割が第二新卒を受け入れている

厚生労働省が行った調査によれば、令和元年では企業の7割が第二新卒を受け入れています。

調査対象に大手企業が入っていないことは考えにくいので、大手企業でも7割は第二新卒を採用していると言って差し支え無いでしょう。

第二新卒の募集企業割合

出典:厚生労働省「今後の若年者雇用に関する研究会報告書」

第二新卒を受け入れている大手企業一例

実際に第二新卒を受け入れていることを公表している企業を確認してみましょう。

がじまる
紹介する会社は実際に次の転職サイトで募集があります。
企業名業種
富士通IT系
楽天グループIT
トヨタ(TOYOTA)メーカー
シャープ(SHARP)メーカー
任天堂メーカー
バンダイナムコメーカー
野村信託銀行金融機関
三井住友銀行金融機関
日本銀行金融機関
伊藤忠商事総合商社
三菱商事総合商社
三井物産総合商社
住友商事総合商社
丸紅総合商社
NHK放送・通信
日本テレビ放送・通信
NTT放送・通信
KDDI放送・通信
ソフトバンク放送・通信
ファーストリテイリングサービス
スターバックスサービス
ロクシタンサービス
JR東日本インフラ
JR西日本インフラ
九州電力インフラ
関西電力インフラ
みずほフィナンシャルグループ金融機関
SBIホールディングス金融機関
ぼりお
実際僕が転職した企業もこの中にあります。

「第二新卒」で無くても新卒で応募可の企業も多数!募集要項を良く見るべし

ぼりお

入りたい企業が第二新卒の転職サイトになかった・・・

こうなると中途の可能性にかけるしかないかなぁ・・・・?

こんな場合もすぐに諦めないで下さい。行きたい会社があるなら、企業の採用ページの募集要項を良く読んで見て下さい。

企業によっては「第二新卒」という名前で募集していないだけで、普通に新卒として募集している企業も多いからです。

例えば大手総合電機の三菱電機の新卒採用の募集要項は次のようになっています。

2023年4月入社

最終学歴卒業後に就労経験を有する方でも、2019年3月以降に最終学歴を卒業された方については、新卒として応募可

引用:三菱電機 採用情報

がじまる
※「新卒として応募可能」というのと「第二新卒」は同じ意味です

三菱電機のように「第二新卒募集」と書いていなくても第二新卒が応募可能な企業は存在します。そして、実は大手企業の方がこうしたケースがが多いです。

なぜなら転職サイトに掲載しなくても人気があって人材が集まるから。

がじまる
わざわざ転職サイトにお金を払って募集する必要がないんですね。

明示無しでも応募があれば受け入れてもらえるケースも

さらに、募集要項の条件が純粋な新卒のみだったとしても、問い合わせをしてみると選考に参加できる場合もあります。

下のデータをご覧ください。

「既卒者の受入れは明示してないが、応募があれば検討する」という企業が48%もあることがわかります。

引用:2022年卒マイナビ企業新卒採用予定調査

がじまる
問い合わせで対応してくれる企業もある!

理由②第二新卒は企業にとってもオイシイ存在

第二新卒は企業にとってもオイシイ存在なので、大手も積極的に採用を広げています。

これが第二新卒でも大手に入れる理由の2つ目です。

企業が第二新卒を採用するメリット

  • 新卒と同じ給料で雇える
  • 他企業・他業種の知見がある
  • 働くことへの考えが明確になっている

新卒と同じ給料で雇える

第二新卒はあくまで「新卒」なので新卒と同じ給料です。

しかし社会人経験がありスキルは新卒よりも当然上なので、企業としては安い給料でいい人材を確保できることになります。

がじまる
給料が安い分、転職者も大企業に入るハードルが下がるのでWin-Winですね

他企業・他業種の知見がある

第二新卒は他の会社で働いた経験があり、他の企業のノウハウ・スキルを知っています。

なおかつ中途採用の社員と比較して会社に完全に染まりきっていないので、柔軟性が高く、前職を活かして他の人と違ったアプローチが出来ると考えられています。

  • 新卒→ポテンシャル(自社のノウハウ重視)
  • 第二新卒→中途と新卒のミックス
  • 中途→即戦力(他企業のノウハウ重視)

現在のビジネスは多様化が進んでいるので、幅広いアイディアが出るよう、企業側も多様な人材を求めています。

このような動きは大手企業、特に現状で変化の大きい業界・業種に顕著に見られます。

働くことへの考えが明確になっている

企業からすると、第二新卒は「働くこと」を真剣に考えた末に入社していると見られます。

それは1社目で挫折しているから。失敗したからこそ就労について真剣に考え、次の会社を選ぶのです。

ぼりお
僕もめちゃくちゃ真剣に考えました。
新卒のときは「就活=内定を取る」でしたが、
第二新卒のときは「就活=人生を決める」くらいの考えでした

第二新卒の就活者がこれだけしっかり考えていることを、企業の人事課は知っています。

真剣に考えてうちの会社を選んでるから、多少のことではへこたれないはず!

と考えて受け入れてくれているはずです。

逆に言えば、選考の際に「就労に関する考え」が新卒に比べてしっかりあることを
企業に伝えられないと、落選する可能性が高いです。

理由③第二新卒での就活満足度は高い

3つ目の理由として、第二新卒での転職満足度が高いという調査結果があるからです。

マイナビの調査によると、2021年度に就活をした第二新卒の7割が内定先に満足し、就職活動を終了しています。

2021年既卒就活者の今後の予定

出典:マイナビキャリアリサーチLab「2021年度 既卒者の就職活動に関する調査」

この調査結果では大手への内定率はわかりませんが、7割もの就活者が満足しているということは、大手の内定をゲットした人も多いことが伺えます。

いずれにしても満足の行く就活結果になる確率が70%ですので、活動してみる価値は十分にあると言えるでしょう。

理由④最大4回受験できる

第二新卒の応募条件は卒業から3年以内なので、新卒のときとあわせれば最大4回まで受験のチャンスがあります。

そのため数字的に、1回きりの新卒よりも第二新卒の方が大手に入れる可能性が高いのは明確です。

過去のぼりお
でも第二新卒だと、前職すぐ辞めたっていう不利な条件があるじゃん。。。。

と思うかもしれませんが、就活中に現職をやめてなければ問題ありません。

辞めてなければ、短期離職者というレッテルは貼られずに選考にすすむこと出来るので、就活に不利になることはないです。

逆に次の転職先が決まるまでは絶対に現職は辞めないでください。
辞めると一気に就活が不利になります。

【人事に聞いた】企業が第二新卒に期待すること3選

悩める人

第二新卒が大手無理じゃないのはわかった。

けど、実際どうやったら大手にはいれるの?少しでも確率を上げたい!

こんな声の答えとして、企業が第二新卒に期待することをご紹介します。

企業の期待にマッチしたアピールができれば、就職の成功率はハネ上がるはずです。

実際に僕が第二新卒で入社した某大企業で、内定者懇親会の際に人事課の副課長さんから直接情報を聞き出せたので、その情報を共有しますね。

人事課の副課長によると、第二新卒に期待していることは主に次の3つ。

企業が第二新卒に期待すること

  • 新しい仕事術+柔軟な発想
  • 熟孝された熱意
  • 挫折から立ち上がる力

新しい仕事術+柔軟な発想

第二新卒に求める最も大きな期待は、新しい発想と柔軟な考え方だそう。

うちは会社規模が大きいから、自社やグループ会社の中で仕事が簡潔してしまって。

だから、他の会社の働き方を知っている君は非常に貴重な存在だよ。

こんなふうにおっしゃってくれました。

また、中途採用と第二新卒の違いについて言及。

第二新卒には前の会社の良いところと、うちの会社の良いところの融合を期待してる。

中途採用にはプロフェッショナルなスキルを、第二新卒には柔軟な発想に期待してるよ

熟孝された熱意

2つ目は塾考された、本心からの熱意に期待しているとのことでした。

第二新卒の子たちは1度目の会社で壁にぶち当たった人が多い。

今回の転職も悩んで悩んで、それでもこの会社なら!と考えてた上での応募のはず。

「働く」ことへの考えは新卒の子より遥かに深い。

つまり、第二新卒の優位性を活かすには、自分が社会人経験の中で何を考え、これからこの会社でどうしていきたいかを、熱意を持って伝えることが大事でしょう。

実際僕も、

「社会人になって時間の大切さ、かけがえのなさを知った。だからこそ貴社で、人々の安全な生活を支えたい」

と大手インフラ会社にアピールして内定を勝ち取りました。

挫折から立ち上がる力

自分は正直、前の会社でうまくいかなかったために転職しました。そのため、

ぼりお
こんな逃げ出したやつなんで採ってくれたんだろう、、、

こんな疑問を人事課にそれとなく聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。

その挫折からの努力に期待しているだよ。

私は人事だから、仕事が合わなくて社会復帰できなくなってしまう人も沢山みてきた。
でも君はそこから抜け出そうと、自分で動いて転職活動してる。

そのエネルギーに期待しているんだ。

仕事はうまくいかないことも沢山あるが、それは環境が原因の場合もある。
君と話してみて考え方はすごくしっかりしていたし、うちに来れば必ず努力して力になってくれると感じたんだ。

人事の人は環境によって人が輝いたり、その輝きを失ってしまったりすることを見に染みてわかっているそうです。
だからこそ、第二新卒を見捨てず、むしろ掘り出しものと考えているようです。

第二新卒で大手ホワイトに転職する方法【手順付きで解説】

悩める人

第二新卒の強みを活かせばいいのはわかったけど、

もう少し具体的に転職活動の方法を教えてほしい。。。

こんな悩みも生まれてくると思いますので、実際に僕が大手への転職を成功させた方法をご紹介します。

その戦略は次の通りです。

第二新卒で大手ホワイトで転職する手順

  1. 自己分析徹底的に行う
  2. 自分の強みを活かせる会社を探す
  3. 転職エージェントで転職ノウハウを学ぶ

上記の3つを徹底的に行うことが大切です。

詳しく解説します

Step1:自己分析徹底的に行う

ここが本当に大事です。自己分析を徹底的に行ってください。

実際に社会人を経験した上で自己分析をすると、新卒の時に比べて段違いに深く考えられるからです。

深く深く考えた末に、「自分は今後こうして生きていきたい!」という思いが芽生えるはずです。その強い芯こそ、新卒にはない「第二新卒の強み」です。

自分の強い芯があれば、面接でどんなことを聞かれても、ブレない回答ができます。

がじまる
ブレない回答=自身をもって言える

自己分析のやりかた

手順①自分の好み、強みを知る

次の3つについて、紙にたくさん書き出して、絶対にゆずれないものを3つ選びましょう。

  • 自分はどう生きていきたいのか
  • どんなことに喜びを見出すか
  • どんなことが強みなのか
手順②:転職サイトの自己分析ツールで深堀りする

自分としっかり向き合った後は、転職サイトの自己分析ツールを使うのもおすすめです。

自分では見えていなかった長所、短所に気づけるから。

がじまる
「こんなの自慢になんないよ。。。」
と思っていることが、案外他の人にない
強みだったりします!

ちなみに20代の自己分析ツールなら「フューチャーファインダー」がおすすめ。

新卒・第二新卒向けに特化し約150の設問で、細かく分析してくれます。

Step2:自分の強みの価値が高い会社を探す

自己分析で考えた『自分の強み』を欲しがってくれる会社を探しましょう。

大事なのは、その会社の中で自分の強みが「価値が高いか」です。

たとえば英語が得意だからと言って、外資系を志望するのは握手です。

なぜなら、外資系にはもともと英語が得意な人が集まっているから。

そんな中で英語をアピールしても刺さりませんよね。だってみんな英語はしゃべれるんだから。

英語が得意なら、

「いままであまり海外実績がなかったが、これから海外へ販路を拡大しようとしている企業」

などが狙い目です。

ちなみに僕の強みは営業時代に培った「文章力」でした。

「良質な文章は情報の伝達を効率化させ、組織全体の業務効率向上につながる」
と力説し、見事内定をいただきました。

ぼりお
「文章力=伝達効率」は、転職先の企業には目かウロコの情報だったみたいです。

Step3:転職エージェントで転職ノウハウを学ぶ

※転職エージェントはStep1,2の自己分析と企業分析が終わってから登録してください。

転職エージェントは転職者の100%味方ではなく、人材を送り込む企業から報酬をもらっているからです。

Step1,2を飛ばしてエージェントに登録してしまうと、エージェントの言われるがままにされてしまいます。

それで転職自体はスムーズに出来るかもしれませんが、あなたに合った会社にいける確率はガクンと下がるでしょう。

ぼりお
転職エージェントはあくまで転職ノウハウを得るために利用しましょう。

第二新卒の転職ノウハウは専門家に学ぶべし

転職エージェントは転職のプロなので、彼らのノウハウは非常に有益です。

エージェントから転職ノウハウを学ぶことは、例えるなら

「テスト前に問題・回答を知れる」のと同じ状態です。

絶対に知って置かなければ損なノウハウ・裏情報がありますので、エージェントと仲良くなることは非常に大切です。

がじまる
餅は餅屋ですね

第二新卒転職におすすめの転職エージェント3選

第二新卒転職におすすめの転職エージェントは、次の3つです。

この3つを使ってみて、自分に合う1つを重点的に使っていけばOK。

まとめ:大手への就職で心の余裕を手に入れよう

第二新卒の大手への転職は、全く無理なことでありません。むしろ今は第二新卒が注目されているチャンスのタイミングです。

ぼりお
コメント前の会社でなにも出来ずに逃げ出した僕でも、大手に転職できました。
実際に僕が大手に天職して実感したのは、大手は余裕があること。
お金にも人材にも時間にも、余裕があるのでとにかく働きやすいです。働きやすいので、そこにいる社員さんもみんな余裕があり、気遣いのできる人たばかり。
大企業はやっぱり心の平穏をもたらしてくれます。
現在、人間関係や多すぎる残業に疲弊している人は、想像してみてください。余裕をもって仕事ができる、転職後の自分を。
ぜひそのイメージをモチベーションに、皆さんも諦めずに大手への転職にチャレンジしてみてくださいね。
ぼりお
なにか不安なことがあれば僕に連絡ください!いつでもお答えしますので!
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